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また地面師事件が発生!安全な不動産取引のために今知っておきたいこと

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2025.06.12

また地面師事件が発生!安全な不動産取引のために今知っておきたいこと

こんにちは、株式会社Bruder(ブルーダー)です。

2025年6月、都内一等地を舞台にした「地面師」事件が大きなニュースとなりました。

一生に何度もない不動産の売買ですが、こうした詐欺被害は誰にでも起こりうる現実です。

本記事では、最新事件の概要とともに、買主・売主の双方が気を付けたいポイントや、もしものときに頼れる相談先について、分かりやすく解説します。

 

■「地面師」とは?知っておきたいその手口

「地面師」とは、本来の土地や建物の所有者になりすまして、偽の売買を行いお金をだまし取る詐欺集団のことです。

運転免許証や印鑑証明書などを巧みに偽造し、司法書士や不動産会社ですら見抜けないほど精巧な手口で近年も被害が相次いでいます。

 

■【2025年6月発覚】最新地面師事件の概要

今回報道された事件は、東京都心の一等地(推定10億円相当)をターゲットに、複数人のグループが本物そっくりの身分証・登記書類・印鑑証明などを用意して、実在する所有者になりすまし、不動産会社を相手に売却話を持ち掛けたというものです。

手付金や売買代金の支払い後に所有権移転ができず、のちに詐欺だと判明。

取引に関わった不動産会社・司法書士も、見抜けないほど巧妙だったとされています。

このような事件は、決してニュースの中だけの話ではありません。

不動産の購入・売却に関わるすべての人が、被害者や関係者になるリスクを抱えています。

 

■買主・売主どちらも要注意!それぞれのリスク

◎買主のリスク

・偽の所有者にだまされ、多額の手付金・売買代金を失う

・所有権が移転できず、資金も物件も手元に残らない

・契約後に詐欺と判明し、多大な損害と手間が発生

◎売主(所有者)のリスク

・気づかぬうちに「なりすまし売却」被害に遭う

・登記簿情報などを悪用される

・権利関係が複雑な場合、トラブルに巻き込まれやすい

 

■地面師にだまされないための注意ポイント

不動産取引の現場では、次のようなことに注意しましょう。

1. 身分証・登記書類は必ず確認

身分証明書や登記関連書類が本物か、最新かを複数の角度から確認しましょう。

書類の印字や写真、記載事項に違和感がないか、細かい点までチェックが重要です。

2. 「直接会って話す」を徹底

実際に会って確認することで、偽造を見抜ける場合があります。

顔写真付きの証明書は特に要注意。写真や雰囲気に違和感があれば慎重に対応しましょう。

3. 複数の専門家・第三者に確認を依頼する

不審な点がある場合は、複数の不動産会社や司法書士に相談してみるのも一つの方法です。

1社だけで判断せず、複数の目でチェックしましょう。

4. 「急いで契約したい」「現金一括希望」などは警戒サイン

特に短期間での契約を求められる場合は、冷静にリスクを見極めて対応しましょう。

5. 登記簿情報を定期的に確認

不動産を所有している方も、自分名義の不動産登記情報に怪しい動きがないか、定期的にチェックすることが大切です。

 

■万が一、不審に感じたら…「なにかおかしい」と思ったら気軽にご相談ください

最近の地面師事件は、プロでも見抜けない巧妙さがあります。

「契約内容が普段と違う」「書類や相手に違和感がある」など、

少しでも不安や疑問を感じた時は、どんな些細なことでも構いませんので、ぜひお気軽にご相談ください。

株式会社Bruderでは、不動産の売買や買取、権利関係が複雑な物件、過去に他社で断られたケースなど、

さまざまなご相談に親身に対応してきた実績があります。

難しい不動産取引・トラブルのあるケースも安心してご相談いただけます。

 

■まとめ

地面師事件は決して他人事ではありません。

安全な取引を行うためには、正しい知識と、少しの「慎重さ」が不可欠です。

どんな状況でも「おかしいな」と思ったら、一人で悩まず、必ず専門家に相談しましょう。

 

下記電話番号またはメールフォームから、お気軽にお問合せください!

監修者情報

中谷 雄大 株式会社Bruder/代表取締役社長

中谷 雄大 株式会社Bruder/代表取締役社長

代表取締役社長。川崎市・横浜市周辺を中心に、不動産売却・買取、賃貸管理など、不動産に関するお悩みに寄り添うサービスを提供し、お客様のスムーズな不動産売却・買取をサポートしている。
・保有資格 宅地建物取引士