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不動産専門用語について「底地」編

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2025.06.06

不動産専門用語について「底地」編

こんにちは、株式会社Bruder(ブルーダー)です。

 

土地や家を売りたい、買いたいと考え始めると、「底地(そこち)」という言葉を耳にすることが増えます。

専門用語のようで分かりにくい…と思われるかもしれませんが、実は多くの方に関わりがある重要な不動産ワードなんです。

今回は、「底地」の意味や特徴、注意点まで、分かりやすくご説明します。

 

1. 「底地」とは?

底地とは、他人に貸している土地(=貸地)の所有権のことをいいます。

地主(じぬし)が土地を所有し、その土地を借地人(しゃくちにん)に貸して、借地人がその土地の上に建物を建てて住んでいるケースが「底地」です。

一方、「借地権(しゃくちけん)」は、土地を借りて建物を建てたり使ったりできる権利のこと。

つまり、底地=貸している土地の権利、借地権=借りている側の利用権です。

 

2. 底地の特徴

底地の大きな特徴は、「借地人がいる=自由に土地を使えない」こと。

地主(底地の所有者)は地代(ちだい)という賃料を借地人から受け取りますが、

土地そのものを自分で活用することは原則できません。

また、底地の権利は「完全所有権」とは異なり、借地人の権利とセットで成り立っています。

そのため、売却や活用にはさまざまな制限や調整が必要です。

 

3. 底地の整理について

メリット

・まとまった資金化ができる

 借地人がいるため一般の土地より売却価格は下がる傾向がありますが、現金が必要な時に資産をまとめて換金できます。

・管理の手間から解放される

 地代の請求や契約管理、トラブル対応など、煩雑な業務を手放せます。

 

注意点

・売却価格が安くなることが多い

 底地は自由に使えないため、一般の土地(更地)に比べると売却価格は低めです。

・売却先が限られる

 一般の方に売るのは難しく、借地人や底地専門の不動産会社が主な売却先となります。

・借地人の同意や交渉が必要になる場合も

 売却にあたって借地人への通知や同意、場合によっては交渉が必要になることも。

 

5. 底地と借地権を一体化(集約)すると…

「底地」「借地権」は、もともと一つだった所有権が分かれてしまった状態です。

これを一体化(集約)すると、土地本来の“完全な所有権”となり、

自由に活用・売却・建て替えなどができるようになります。

一体化する方法としては、

・借地人が底地を地主から買い取る

・地主が借地人から借地権を買い取る

などがあります。

この“一体化”は双方にとってメリットが大きい一方、交渉や手続きが必要となるため、経験豊富な不動産会社に相談することをおすすめします。

 

6. 底地の売却・購入でよくあるご相談

・「相続で底地を持ったけど、どう活用したらいい?」

・「底地を持っているけど、管理や将来が不安」

・「底地と借地権をまとめて売りたい・買いたい」

こうしたご相談は珍しくありません。

 

7. Bruderは「底地」の売却・買取に強い会社です

底地は、権利関係や法律・税務などが絡み合う、難しい不動産です。

売却や購入をご検討の方は、ぜひ株式会社Bruderにご相談ください。

・底地専門の買取、売却サポート

・借地人との交渉や権利調整も一括対応

・相続や税務も含めた総合的なアドバイス

数多くの実績をもとに、皆さまの「大切な土地」の最適な活用を全力でサポートいたします。

 

まとめ

「底地」は一般の土地とは違い、専門的な知識や調整が必要な不動産です。

売却、購入どちらを考えている方も、まずは仕組みを理解することが大切です。

お悩み、ご質問は、下記電話番号またはメールフォームから、お気軽にお問合せください!

株式会社Bruderは、不動産の“難しい”お悩みにも親身にご対応します。

監修者情報

中谷 雄大 株式会社Bruder/代表取締役社長

中谷 雄大 株式会社Bruder/代表取締役社長

代表取締役社長。川崎市・横浜市周辺を中心に、不動産売却・買取、賃貸管理など、不動産に関するお悩みに寄り添うサービスを提供し、お客様のスムーズな不動産売却・買取をサポートしている。
・保有資格 宅地建物取引士