新耐震基準はいつから?旧耐震との違いや確認方法を解説!
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2025.04.16
日本は世界有数の地震大国。 近年も「首都直下地震」や「南海トラフ地震」が想定されており、住宅の耐震性はますます重要視されています。
今回は、これから住宅を「購入したい方」「売却したい方」どちらにとっても知っておきたい、「新耐震基準がいつから適用されたか」、そして「旧耐震基準との違い」や「確認方法」について、わかりやすく解説します。
■ 新耐震基準はいつから適用されたの?
建物の「耐震基準」とは、地震に対してどの程度の揺れに耐えられるかを定めた基準です。
日本では大地震のたびに見直しがされており、1981年(昭和56年)6月1日から「新耐震基準」が適用されました。
それ以前に建築確認を受けた建物は「旧耐震基準」となります。
さらに、2000年6月には「2000年基準(新・新耐震基準)」として、木造住宅の構造安全性に関する基準も大きく強化されています。
■ 旧耐震と新耐震の違いとは?
旧耐震基準(〜1981年5月31日):震度5程度の地震に耐える
新耐震基準(1981年6月1日〜):震度6〜7の地震でも倒壊しないことを目指す
2000年基準(2000年6月1日〜):木造住宅の基礎・壁のバランス・接合強度などを明確化
■ 中古物件の耐震基準を見分ける方法は?
購入や売却時に建物が新耐震かどうかを調べるには、以下の方法があります。
1. 建築確認申請日を確認
・1981年6月1日以降:新耐震基準適用
・2000年6月1日以降(木造):2000年基準適用
2. 建築確認通知書や確認台帳記載事項証明書で確認
■ 新耐震基準以外にチェックすべきポイント
● 耐震等級の確認
・等級1:建築基準法の最低基準
・等級2:等級1の1.25倍の耐震性
・等級3:等級1の1.5倍の耐震性(熊本地震でも多くが無被害)
● 地盤の強さ
地震時に地盤が弱いと、住宅が傾いたり沈下したりするリスクがあります。
● ホームインスペクション(住宅診断)
中古住宅を買う・売るときには、専門家による住宅診断を行うことで安心材料となります。
■ まとめ
・新耐震基準は【1981年6月1日】から適用
・木造住宅に関しては【2000年6月1日】から2000年基準がスタート
・中古物件の購入・売却時は建築確認日や耐震等級、地盤状況もチェックしましょう
株式会社Bruderでは、新耐震・旧耐震に関する物件調査や、住宅診断のご相談も承っております。
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監修者情報
中谷 雄大 株式会社Bruder/代表取締役社長
代表取締役社長。川崎市・横浜市周辺を中心に、不動産売却・買取、賃貸管理など、不動産に関するお悩みに寄り添うサービスを提供し、お客様のスムーズな不動産売却・買取をサポートしている。
・保有資格 宅地建物取引士