「ホームインスペクション」ってなに?
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2025.04.15
「インスペクション(住宅診断)」という言葉を耳にしたことはありますか?
これは、住宅に詳しい「ホームインスペクター(住宅診断士)」が、屋根や外壁、床下、室内、小屋裏などを目視や専用の機器を使って調査し、建物の状態をチェックする専門業務のことです。
例えば、
・雨漏りがないか?
・シロアリの被害はあるか?
・建物が傾いていないか?
・劣化している箇所や今後必要になる修繕は?
といったポイントを、プロの目でしっかり診断してもらえます。
【購入を検討している方へ】
住宅の購入は、人生で最も大きな買い物の一つです。
表面上はキレイに見える物件でも、実は見えないところで劣化や欠陥が潜んでいることも。
たとえば、「引渡し後にシロアリが見つかった」「傾きがひどくてリフォーム費用が高額に…」といったトラブルも少なくありません。
こうした “買ってから後悔” を防ぐためにも、購入前のインスペクションは非常に有効です。
インスペクション済みの物件であれば、建物の状態が事前にわかるため、安心して購入の判断ができますよね。
【売却を検討している方へ】
「自宅を売りたいけど、古いしちゃんと売れるか不安…」
そんな方にもインスペクションは強い味方になります。
事前に建物の状態を診断し、必要な修繕箇所が明確になれば、買主さんにとっても安心材料になります。
“見えない不安”を取り除くことで、信頼度がアップし、売却がスムーズに進みやすくなるのです。
また、不動産仲介会社が買主へ物件の状態を正しく伝えるために、インスペクションを活用するケースも増えてきました。
【海外との違いは?】
実は、アメリカでは州によって違いはありますが、住宅取引の70~90%でインスペクションが行われていると言われており、これはもう“常識”レベル。
一方、日本ではまだこれからの普及段階で、認知度が高くないのが現状です。
たとえば、国土交通省が2022年に実施した調査では、中古住宅の購入を検討している方のうち、
・「インスペクションを知らない」と答えた人:約50%
・「実際にインスペクションを実施した人:約14%
という結果が出ています。
【補助制度の最新状況】
かつて行われていた「住宅ストック循環支援事業」(インスペクション実施で補助金が出る制度)は現在終了しています(2017年度で終了)。
ただし現在でも、既存住宅売買瑕疵保険に加入することで、住宅ローン控除の適用や登録免許税の軽減などの優遇を受けられる可能性があります。
インスペクションの有無がこれらの優遇措置の条件となることもあるため、購入前に専門家に確認するのがおすすめです。
株式会社Bruderでは、中古戸建の不動産売買を全力でサポートいたします。
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監修者情報
中谷 雄大 株式会社Bruder/代表取締役社長
代表取締役社長。川崎市・横浜市周辺を中心に、不動産売却・買取、賃貸管理など、不動産に関するお悩みに寄り添うサービスを提供し、お客様のスムーズな不動産売却・買取をサポートしている。
・保有資格 宅地建物取引士